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【羽島市版】外壁塗装のコーキングを成功させるために重要なのは「乾燥時間」
2025年08月08日(金)
「そろそろ外壁塗装を…」と思って調べたけど、目地のコーキングについてよくわからないという方は多いのではないでしょうか?
コーキングは、外壁の防水性を維持するために重要なもので、特に乾燥時間を守る必要があります。
乾燥時間は、仕上がりに大きく影響します。工事スケジュールを早めたいからといって、適切な乾燥時間を取らないと十分な性能を発揮できず、場合によっては施工不良となってしまうこともあります。
この記事では、羽島市で外壁塗装を検討中の方に向けて、コーキング」の基礎知識から乾燥時間の目安、工事スケジュールについてのポイントをわかりやすく解説します。
1章:外壁塗装でよく聞く「コーキング」とは?
外壁塗装を考える際に、コーキングの工事も非常に重要な工程です。
サイディングやALCなどの外壁に使用されており、色も何種類か選択することができます。
目地材の役割とは
目地材とは、外壁材同士の隙間や、サッシと外壁の隙間に埋めるコーキングなどのことを指します。
目地材は、主に防水材としての役割と、地震などの緩衝材という2つの役割があります。
外壁塗装も防水性を付与する工事ですが、コーキングも防水には欠かせない建材です。
サイディングとの関係
サイディングボードは、パネル状の建材で、隙間なく外壁に張っていってしまうと、少しの揺れでも外壁材同士がぶつかり、欠けてしまう原因になります。
そこでコーキングを緩衝材として施工することで、揺れに対しても耐えることができるようになります。
外壁塗装工事の際には、コーキングを撤去し、新しいコーキング材を打設します。
*サッシ周りのコーキングは、基本的には撤去する必要はありません。
同じようにALCの外壁でもコーキングが使用されています。
2章:なぜ乾燥時間が重要なの?
コーキングの乾燥時間は、その品質を維持するために定められています。
乾燥時間を守らないと、塗膜の膨れや剥がれといった問題が発生することがあります。
次の工程へ進むため
コーキングは、打設してから時間が経つと硬化していきます。最初は非常に柔らかく、そのまま触ったり、上から塗装してしまうと手や道具にくっついてしまいます。
しっかりと乾燥させてから、次の工程に進まないと工事が進めることができません。
また、表面が乾燥したからといって油性塗料などを塗布すると、せっかく硬化したコーキングが溶けてしまうこともあります。
耐久性や仕上がりを良くする
乾燥時間を守り、適切な施工を行えば、本来のコーキングの性能を発揮できます。
耐久性を維持し、仕上がりを綺麗にするために、無理に工事を進めるのではなく乾燥時間を確保することが大切です。
工事を早く進めることは、塗装会社にとっては人件費の節約につながります。そのため悪徳業者などは、工期を早めるために品質を考慮せずに進めてしまう事例があります。
このような会社に依頼してしまうと、のちのち施工トラブルになってしまうので注意しましょう。
3章:一般的なコーキング材の乾燥時間の目安
コーキング材が乾燥するまでに、どのくらいの時間がかかるのか、次の工程に移るためには何時間空ける必要があるのかを解説いたします。
1成分型と2成分型の違い
まず知っておきたいのが、コーキング材には1成分型と2成分型があります。
1成分型は、ホームセンターなどで手軽に購入できる、そのまま使用できるタイプのものです。
2成分型は、プロ仕様でコーキングと硬化剤を混ぜて使用するものです。混ぜることで硬化が始まり、耐久性が高い特徴があります。
表面乾燥と完全硬化の違い
外壁塗装で使用されるのは、変成シリコンコーキングと呼ばれるもので、乾燥時間の目安は下記のようになります。
「施工後の時間と硬化具合」
2時間後:表面が硬化し、雨に濡れても問題ない
12~24時間後:皮膜が硬化し、水性・油性塗料ともに基本的に塗装可能
72時間後:完全硬化
硬化には思っているよりも時間がかかることがわかると思います。施工時の気温や、使用する塗料、施工箇所の順番などを考慮し、コーキング材が適切に仕上がるように施工を進める必要があります。
4章:乾燥時間に影響する「季節・天気・湿度」
コーキングは化学反応によって硬化し、乾燥時間は、気候に影響を受けます。
夏、冬でも火葬時間に大きな差ができますので、施工時には注意が必要です。
夏と冬での乾燥時間の違い
夏は気温が高く、湿度が高く、冬は気温が低く、湿度が低いです。
そのため、夏の方が硬化速度が早くなり、冬の方が遅くなります。
夏は、直射日光による急激な硬化、冬は硬化が遅いことによる施工不良に注意して進めていきます。
乾燥時間は、冬の方が倍近くかかることもありますので、現場での様子を見ながら作業を進めていきます。
雨天などの天候による工程遅延
雨天が続く、気温が高すぎる、気温が低すぎるといった影響を受けてしまうと、塗装工事は工程が遅れてしまいます。
お客様にとって負担となってしまうこともありますが、無理に工程を進めることは、品質を下げることにつながってしまいます。
工期が伸びても、延長料金などがかかることは通常ありませんので、天候が落ち着いている間に施工を行ない、より長持ちする丁寧な工事にしてもらいましょう。
5章:工事のスケジュール例
塗装工事のスケジュールについて、初めての方にもわかりやすくご紹介いたします。
一般的な戸建住宅における工程の流れ
↓足場架設
台風でも倒れない頑丈な足場を組んでいきます。半日から1日で終わる作業です。
↓高圧洗浄
業務用の強力な高圧洗浄機を用いて、屋根外壁の汚れを落としていきます。汚れが付着したまま塗装してしまうと、汚れの上に塗料が乗っていることになり、不具合を起こしてしまいます。
実は塗装工事の中でも重要な工程になります。
↓目地シーリングの撤去
外壁の目地部分のシーリングをカッターで撤去していきます。
サッシ周りは、撤去する必要がないため、基本的には行ないません。
↓目地養生
マスキングテープでコーキングをする箇所に養生していきます。ここではマスキングテープを使って、コーキング打設の準備をします。
↓コーキング工事
目地、サッシ周りにコーキング(シーリング)を打設します。コーキング打設は、コーキングガンを使用します。
コーキング打設を行ったあとは、表面が硬化したのちにマスキングテープを剥がします。
↓塗装養生
外壁塗装を行なうための養生を行ないます。窓周りなどに、塗料がつかないように養生を行ないます。
↓下地補修
ひび割れなどをコーキング材などで補修します。下地補修を行なわないと、塗料ではひび割れは埋まらないので、見逃さないように注意して施工を進めます。
↓下塗り・中塗り・上塗り
塗料は基本的に3回塗りで、乾燥時間、希釈率などを守って行ないます。下塗り材は接着剤のような役割で、中塗り・上塗りは同じ材料を使います。
塗装が完了したら、養生を剥がします。
↓付帯部塗装のための養生
雨樋や破風、水切りなどの付帯部分の塗装作業を行なうための養生を行ないます。
↓付帯部塗装
破風、軒天、雨樋、水切りなどの塗装を行ないます。
↓清掃、最終チェック
塗り残し、液だれなどがないかをチェックし直します。
↓足場解体
足場解体も半日程度の作業となります。
以上が塗装工事の工程スケジュールになります。外壁を塗料で塗るだけというイメージがあった方もいるかもしれませんが、実はいくつもの工程があり、それぞれ細かい作業を行なう必要があります。
6章:乾燥不足によるトラブルと対策
コーキングの乾燥不足が起こると、どのようなトラブルが発生してしまうのか解説いたします。
施工不良で起きる剥離やひび割れ
乾燥時間を守らないと、剥離やひび割れといった不具合が発生しやすくなってしまいます。
コーキングは、施工時には触ると柔らかいゴムが溶けたような状態で、全く硬化していません。
表面だけが硬化していても、次の工程に進んでしまうと、コーキングに凹凸ができるなど、仕上がりにも影響してしまうことがあります。
コーキング打設は、塗装作業の中でも難しい工程で、熟練の職人が乾燥時間を守って進めていく必要があります。
トラブル対策
乾燥不足を避けるためには、工期を予め余裕を持って設定し、乾燥時間も考慮して進めていくことが大切です。
また、外壁のどの部分からコーキング打設を進めていくかも重要です。最初に施工した箇所は、当然乾燥時間も長くなりますので、その部分から次の工程に移っていくなど、作業手順を考えて行ないます。
お客様が対策を行なうことはなかなか難しいですが、職人がコーキングと塗装作業を同日に行なっている場合は、乾燥時間を十分あけていない場合がありますので担当に確認しましょう。
7章:プロタイムズ岐阜羽島店の施工事例紹介
当店の実際の施工事例から、わかりやすく塗装工事についてご紹介いたします。
コーキング打設を含めた施工事例紹介
【大垣市:S様邸】
サイディングの外壁塗装工事で、ツートンでスタイリッシュな仕上がりになっています。
・施工の流れ
施工完了後には、施工中のお写真も含めてお渡ししておりますので、どのような工事をしたのかがわかり安心です。
シール工事が、コーキング工事のことです。まずはカッターで撤去し、プライマーという接着剤を塗布します。マスキングテープで養生し、コーキングガンで充填、押さえて表面を均し、テープを剥がして完了です。
乾燥時間をしっかりとあけて、外壁塗装の養生、塗装作業に移っていきます。
相談から施工までの流れ
電話やメールでお問い合わせを受けてから、まずは現地調査をさせていただきます。
現地調査では、外壁の劣化した箇所などを細かく点検診断させていただきます。
診断結果を元に、適切な施工内容をご提案するお見積りをご説明させていただきます。
そして、お見積り内容にご納得いただいた場合は、ご契約・施工開始となります。
屋根塗装・外壁塗装は、地域で豊富な実績のある株式会社羽岐塗装(プロタイムズ岐阜羽島店)にぜひお任せください。
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